問題:

 a) もしスネレン試視力表を20フィートで使うのであれば全体の大きさをどれくらいにして20/200の文字を作ればいいのでしょうか?

 b) それに対応する網膜像の実際の大きさはどれだけでしょうか?

 

答え:

 まず最初に、どんなテスト視標の中でも弁別されるための構成要素が、たとえば視標“C”の“切れ目”のように、標準化されることをあなたは知らなければなりません。20/20視標の“切れ目”の角度の大きさは1分の円弧です。テスト視標の全体の大きさはいつも“切れ目”の角度の5倍になっています。だから、20/200視標は20/20視標の10倍の大きさとなり、ゆえに、20/200視標は角度が10の“切れ目”となり、全体の大きさは目の節点に向かい合う50にならなければなりません。

a)  

下図では、相似な三角形に私たちが知っていることが記されています:

       X=視標の高さ

       d20フィート=6000mm

      θ=50

 この問題を解くために円弧のθを分よりラジアンを使って表さなくてはなりません。

   

   1(私たちのほとんどにとって、それは10進法の変換係数を思い起こせません!)

   ゆえに     50分=

                  θ=0.0145ラジアン

   そこで    θ=

          

                     20/200の視標の本当の高さ

b)   y=網膜像の大きさ(上図を見てください)

   

 20/200視標の網膜像の大きさは0.246mm

 だから、もしあなたが17mmの数値を覚えているなら、この種の決定になんの困難もないはずです。