次のどちらの供述が正しいのでしょうか?

 

供述 1)

 +34×180は“直乱視”を矯正します。

 

答え:

 プラス円柱形式で表現すれば、上のレンズは−14×90に置き換えられます。この矯正レンズは軸が90°のプラス円柱の矯正になりますから、この供述は正しいに違いありません。

 

供述 2)

 目の屈折異常は“直乱視”です。

 

答え:

 この目の屈折異常は次のレンズで矯正できます:

   

プラス球面円柱形式に置き換えられたこのレンズは−52×90です。プラス円柱の軸は90°ですから、それは“直乱視”を矯正し、つまり、この供述も正しいです。

 

供述 3)

 “直乱視”は角膜の曲率測定で垂直経線屈折力が43D、水平経線が47Dを示す無水晶体患者に存在しています。

 

答え:

 これらの測定は垂直経線の屈折力は水平経線に比較して弱過ぎることを示しています。これは垂直経線に4D加えるレンズによって矯正されるでしょう。水平経線だけを除いてそのようになるレンズは+4×180の円柱です。(思い出してください。屈折力は軸経線には加えられず、それに対して90°に加えられます。)しかし、+4×180の矯正レンズは“倒乱視”を矯正しますから、供述3誤りです。