等価視屈折力/虚像距離測定装置(EVP/ID meter)
NEITZ PK4

更新日:2018/8/17

<ロービジョン者の等価視屈折力・卓上式拡大鏡の虚像距離の測定>
  1. 等価視屈折力/虚像距離測定装置(EVP/ID meter) 紹介ビデオ
  2. EVP meter (ビデオ)
  3. 目盛を使用して単レンズと比較 (ビデオ)
  4. 目盛を使用して単レンズと比較 (English)
  5. 卓上式拡大鏡の虚像距離測定(ビデオ)
  6. 卓上式拡大鏡の横倍率 計算(ビデオ)
  7. 卓上式拡大鏡のEVP 計算(ビデオ)
  8. Coil6xとPK-4をEVP=20Dで撮影
  9. 使用説明書
  10. 屈折異常による作動距離の変化表

  11. おまけ
  12. Auto-EVP meter prototype(ビデオ)
  13. Auto-EVP meter prototype(ビデオ)English
<単眼鏡と拡大鏡>

単眼鏡は遠見視だけでなく近見視でも使用できます。遠見視の場合の倍率は単眼鏡の鏡筒に表示されています。例えば8X20というように記載されていれば、8倍で対物レンズの直径が20mmという意味です。8倍の意味はとても遠いところの物体の大きさが8倍の大きさになって見えるということです。しかし鏡筒を伸ばし、近いところを見たときには倍率は変わります。

近見視用に通常使用するものは拡大鏡(ルーペ)であり、眼鏡レンズと同じように屈折力(ディオプトリ)で表示されますが、倍率は屈折力を4で割った数値を使います。そこで、単眼鏡を近見視で使ったときには屈折力が分かれば拡大鏡との比較ができ便利です。単眼鏡で近見視をするメリットは、倍率の高い単眼鏡ほど同じ屈折力であれば作業距離が長くなることです。



<作業距離の不思議>

同じ屈折力であっても2枚レンズにすると焦点距離が長くなるのです。つまり、同じ大きさの像が見えるにもかかわらず、単眼鏡の倍率が高くなるにつれてレンズと物体間の作業距離がより長く取れ、物体を目から離して使用できるようになります。

 単レンズの場合:作業距離=1/単レンズの屈折力
 単眼鏡の場合 :作業距離=(1/対物レンズの屈折力)+(単眼鏡の表示倍率/対物レンズと接眼レンズの等価屈折力)



<参考>
1)ロービジョンの方に必要な屈折力は、ブラウザ用簡易近見読書チャートから算定できます。
2)理論的背景は<第10回日本ロービジョン学会学術総会抄録>単眼鏡の等価屈折力と作業距離を参照してください。

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