演習問題
-"OPTICS FOR CLINICIANS"より抜粋-

基礎光学
  1. どれくらいの強さのレンズがその左側25cmのところに置いた物体の像を1m右にあるスクリーンに映し出すのでしょうか?

  2. +25Dのカメラレンズの後ろ50mmに置いたフィルムに鮮明に像を映し出すためにはどれくらいの距離に物体を置かなければならないでしょうか?

  3. 物体と像を1m離して置くためには、物体とそれに対応する像の間のどこに+4Dのレンズを正確に置かなければならないでしょうか?

  4. 左に置かれたプロジェクターからの収束光線が鮮明な、直径3cmの点状の像を右にあるスクリーン上に作ります。あなたは点の大きさを気にする必要はありませんが、プロジェクターを動かさずに右25cmのところに像を持っていきたいのです。あなたを助けるために役に立つ−2Dのレンズをあなたは持っています。あなたは像を置き換えるためにこのレンズをどこに持っていかなくてはなりませんか?

  5. 5cmの焦点距離を持った映写レンズから6cmに置いてある35mmのスライドのフィルムを使うと、レンズによって産出される投影像の実際の大きさと全体の倍率はいくらですか。像はスクリーン上に鮮明に投影されています。


  6. a) 半径10cmであるガラス棒(n=1.5)の磨かれた凸面の屈折力は空気中ではいくらですか?
    b) 同じガラス棒が水(n=1.33)につけられたあとその屈折力には何が起こりますか?


  7. 物点Xは水のタンクの中に置かれ、タンクの端から40cmの距離にあり、タンクの端は半径5cmの凹面になっています。空気がタンクを包み込んでいます。
    a) どこに像点は結ばれるでしょうか?
    b) 屈折面の第1と第2焦点距離はどれだけでしょうか?


  8. 球面円柱結合が+2−5×90の45゚の経線におけるジオプター度数はいくらでしょうか?


  9. a) 曲率半径が20cmの凸面鏡から50cmの距離に置かれた物体の像はどこにできるでしょうか?
    b) もし物体が5cmの高さであれば、それに対する像の大きさはどれだけになりますか?
    c) 必要とされる光学図を書きなさい。


  10. 角膜の曲率半径r=7.7mmとすると、角膜の前面の反射力はいくらになるでしょうか?




眼光学
  1. 視神経乳頭(直径1.5mm)の角度の大きさ(360度法)はどれだけですか?


  2. a) もしスネレン試視力表を20フィートで使うのであれば全体の大きさをどれくらいにして20/200の文字を作ればいいのでしょうか?
    b) それに対応する網膜像の実際の大きさはどれだけでしょうか?


  3. 4Dの近視眼が8cmの調節近点を持っています。次のことを決定しなさい。
    a) 遠点(far point)
    b) 調節力(amplitude of accommodation)
    c) 調節幅(range of accommodation)
    d) 10cmの距離で詳細な印刷物を見るためにはどれくらいの調節を働かさなければならないですか?


  4. もし目が5Dの近視であれば、この目は“省略眼”よりもどれだけ長いでしょうか?


  5. 目のジオプター度数の異常だけである屈折性近視の例を見てみましょう。モデルとして“省略”眼を使い、もし屈折性近視の5Dが存在すると仮定すれば、“角膜”屈折力は60Dの代わりに65Dとなりますが、近視の屈折異常が1Dであるのと等しい軸はどれだけの長さですか?


  6. +12Dの矯正レンズ(頂間距離15mmで測られています)は無水晶体眼のために処方されています。患者の眼鏡技術者が患者の選択に合わせた流行の眼鏡枠に矯正レンズを合わした時、レンズは彼の角膜からたった10mmの位置に合わせられています。このように近距離にレンズを合わせることでジオプター度数の誤差はどれだけになりますか?


  7. 3Dの近視を“矯正”するためには−8Dのレンズをどこに置けばいいでしょうか?


  8. 角膜における矯正レンズは、[+6X75; -9X165]、頂間距離は15mmです。等価矯正度数を得るためには眼鏡枠にどんなレンズを入れればよいでしょうか?


  9. 正しいのはどれでしょうか?
    1) +3−4×180は“直乱視”を矯正します。
    2) [+3X90 ; +5X180] の目の屈折異常は“直乱視”です。
    3) “直乱視”は角膜の曲率測定で垂直経線屈折力が43D、水平経線が47Dを示す無水晶体患者に存在しています。


  10. 次のレンズの等価球面度数はいくらですか?[+0.75X90 ; -3.25X180]


  11. P1=+10D、P2=−20D、その間の距離が5cmになっている、2×のガリレイ式望遠鏡の前面(対物)レンズから20cmに物体が置かれたと仮定しましょう。この望遠鏡を通して物体を見るために必要とされる調節は、望遠鏡なしで目から同じ距離(25cm)に置かれた同じ物体によって要求される調節と比較してどれだけになるでしょう?


  12. 完全矯正された近視の人が角膜から15mmに−10Dの眼鏡レンズをかけています。矯正コンタクトレンズで必要な量と比較して彼の眼鏡レンズではどれくらいの調節が必要なのでしょうか?


  13. 焦点距離が8.5cmであるマイナス球面レンズの軸上にある点から7mmのところで誘起されるプリズム量はいくらか?


  14. 2本の視軸が一組の眼鏡レンズとそれらの光学的中心の真下1cmの点で交差する時どれだけのプリズムが誘起されるでしょう?(OS:−12D;OD:−10+2×180°)。


  15. 調節近点 (a near point of accommodation, NPA)は33cmに見つけられましたので調節能力は3Dです。患者は40cmで読書をしたいと思っています。どれくらいの加入度を私は処方すべきでしょう?


  16. 62歳の高齢の患者が1Dの調節力を持っていて、+1.25Dの中間視用加入度をつけた+2.50Dの近用加入度を装用しています。鮮明に見える範囲を図示してください。






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